【深掘り】現場仕事の体を支えるサプリ選び|マルチビタミン・プロテイン・関節ケアまで

現場仕事の体を支えるサプリ選び(マルチビタミン・プロテイン・関節ケアなど)を紹介するアイキャッチ画像 鉄工所の日常

前回の記事で紹介した体調管理の三本柱のうち、今回は二本目の「栄養(サプリ)」を深掘りします。

現場仕事は、思っている以上に体を消耗するもの。食事だけでは補いきれない栄養を、私はサプリで戦略的に補っています。

親方
親方

ことわっとくけど、サプリは魔法の薬とちゃうで。あくまで「メシの足りんとこを埋める」もんや。そこを勘違いせんといてな。

現場の体を支える6つのサプリ(マルチビタミン・プロテイン・関節ケア・ビタミンC、D・BCAA・オメガ3)を示すイラスト

なぜ現場仕事にサプリが必要なのか

鉄工所での仕事は、汗をかいてミネラルが流れ、紫外線を浴び、関節を使う重労働です。食事だけで一日に必要な栄養素をきっちり過不足なく摂るのは、現実にはなかなか難しいものです。

サプリは「保険」のような存在で、毎日のコンディションを安定させる助けになります。ただし大前提として、基本は毎日の食事です。サプリはそれを補うもの、という順番を忘れないようにしましょう。

①マルチビタミン・ミネラル:土台となる栄養補給

まず最初の一歩としておすすめなのが、マルチビタミン・ミネラルです。ビタミンA・B群・C・D・E、亜鉛、マグネシウム、鉄など、毎日必要な栄養素を一粒(または数粒)で幅広くカバーできる便利なサプリです。

食事の偏りをまるごとフォローするイメージで使えます。

なお、ビタミンA・D・Eなどの脂溶性ビタミンは、摂りすぎると体に蓄積して過剰症のリスクがあります。「たくさん摂れば健康になる」ものではないので、製品の目安量を守ってください。

②プロテイン:筋肉維持とたんぱく質補給に

「プロテインなんて筋トレする人のもの」と思っていたら、もったいないです。中高年こそ、筋肉量の維持にたんぱく質が欠かせません。私は朝食代わりや作業後にホエイプロテインを摂っています。

  • ホエイプロテイン:吸収が比較的早く、運動後に
  • ソイプロテイン:腹持ちがよく、朝食代わりに
  • カゼインプロテイン:吸収がゆっくりで、就寝前に

腎臓に持病がある方は、たんぱく質の摂取量に注意が必要な場合があります。気になる方は医師に相談してください。

③グルコサミン・コンドロイチン:期待と注意の両方を知っておく

鉄工所の仕事は、膝・腰・肩の関節に大きな負担がかかります。「膝がつらい」「立ち上がりにくい」と感じる方に、昔から人気なのがグルコサミン・コンドロイチンです。

ただ、ここは正直にお伝えします。これらをサプリとして飲んで関節痛が改善するという、質の高い科学的根拠は、現時点では十分とは言えないのが実情です。「関節の成分として知られている」ことと、「飲めば関節痛が治る」ことは別の話、と理解しておくのが正確です。

私自身は使っていますが、効果を保証できるものではなく、「ゲン担ぎとお守り」くらいの位置づけです。そして何より、膝や腰の痛みが強い・長引くようなら、サプリで様子を見るのではなく、整形外科を受診してください。原因に合った治療が、回り道のようでいて一番の近道です。

親方
親方

「サプリ飲んどるから大丈夫」って痛みを我慢するのが一番あかん。痛いときは、まず医者や。

④ビタミンC・ビタミンD:体の調子を支える栄養素

ビタミンCは、コラーゲンの生成や抗酸化に関わる栄養素として知られ、不足しないように摂りたいものです。「飲めば風邪をひかない」といった強い効果をうたうものではありませんが、日々の健康維持の土台として大切です。

ビタミンDは骨の健康に関わり、日光を浴びることで体内でもつくられます。屋内作業が多く日に当たる時間が少ない方は不足しがちなので、意識して摂りたい栄養素です。こちらも脂溶性のため、摂りすぎには注意してください。

⑤BCAA・クエン酸:暑い時期の栄養補給に

BCAA(分岐鎖アミノ酸)は運動時に消費されやすいアミノ酸で、クエン酸はエネルギー代謝に関わる成分です。私は夏場や繁忙期に水筒に溶かして飲んでおり、これがある日とない日では、体感がかなり違います。

汗を大量にかく季節は、水分と一緒に塩分・ミネラルの補給も忘れずに。熱中症対策の一環として取り入れるのもよいと思います。

⑥オメガ3(DHA・EPA):魚をあまり食べない人の補給に

魚を食べる頻度が少ない方は、オメガ3系のサプリ(フィッシュオイル)で補うのも一つの手です。DHA・EPAは中性脂肪に関わる成分として研究報告があり、私も魚を食べる回数が少ないので取り入れています。

ただし、注意点があります。DHA・EPAには血を固まりにくくする方向の作用があるため、抗凝固薬・抗血小板薬(血液をサラサラにする薬)を飲んでいる方や、手術を控えている方は、自己判断で摂らず必ず医師に相談してください。降圧剤との併用にも注意が必要とされています。「血液サラサラ」は良い面ばかりではなく、こうした裏返しがあることを知っておきましょう。

サプリ選びで気をつけたいこと(原材料の確認・優先順位・医師への相談・価格・過剰宣伝に注意)を示すイラスト

サプリ選びで気をつけたいこと

  • 原材料・含有量をしっかり確認する(機能性表示食品やGMP認定マークも目安になる)
  • あれもこれもと買い込まず、優先順位を決める
  • 持病がある方・薬を服用中の方は、必ず医師や薬剤師に相談する
  • 続けられる価格帯のものを選ぶ(高いものより、続けられることが大事)
  • 「これさえ飲めば治る・痩せる」とうたう過剰な宣伝の商品は警戒する

まとめ:サプリは「保険」と考える

サプリは万能薬ではなく、あくまで「食事の足りない部分を埋める保険」です。基本は食事、その上で必要なものをサプリで補う、という順番が大切です。

何から始めればいいか分からない方は、まずマルチビタミンとプロテインといった土台になるものから試し、関節や血液など個別の悩みについては、サプリに頼り切る前に一度医療機関で相談してみてください。

親方
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結局、いっちゃん効くんは「ちゃんと食うて、ちゃんと寝る」ことや。サプリはその上にちょい足しする、おまけみたいなもんやで。

👉 体調管理の全体像については、ハブ記事「鉄工所の親方が実践する体調管理術|睡眠・栄養・休養で年中現場に立つために」もあわせてご覧ください。

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