「鉄工所の親方が実践する体調管理術」で、体調管理の三本柱として最初に紹介したのが「睡眠」。今回はその睡眠の質を上げるために、私が実際に使っているアイテムや工夫を、思いきり詳しくご紹介します。

寝るのはタダや。でも「ええ寝方」をするには、ちょっとだけ工夫がいる。そこにお金と手間をかける価値は十分あるで。

なぜ現場仕事の人ほど「睡眠の質」が大事なのか
鉄工所のような現場仕事は、肉体労働の塊。一日働いた後、体が回復するのは寝ている間だけです。
睡眠の質が悪いと、疲れが翌日に持ち越され、集中力が落ち、ケガや事故のリスクも上がります。逆に、ぐっすり眠れた翌日は、同じ作業でも体の軽さがまるで違います。現場で体を張る人ほど、睡眠は「翌日の安全」に直結する大事な投資です。
①枕:高さの合うものを選ぶ
枕は意外と見落とされがちですが、首と肩の負担に直結する重要アイテムです。高すぎると首が前に曲がり、低すぎると顎が上がって気道が狭くなりがちです。
私はオーダーメイド枕を作って以来、朝の首こりが軽くなったと感じています。
- 仰向け寝の方は、首のカーブを支える高さに
- 横向き寝の方は、肩の高さに合わせて少し高めに
- 素材は通気性のあるパイプ、低反発、そばがらなど、好みで
②マットレス:体重と腰への負担で選ぶ
鉄工所の仕事をしていると、腰の負担は避けられません。寝具で腰を労わってあげないと、毎日の蓄積が大きな負担になりかねません。
私が選んだのは高反発マットレス。沈み込みすぎず、寝姿勢を支えてくれる感覚があります。
- 体格のある方や腰が気になる方は、沈み込みにくい高反発が一つの選択肢
- 体圧分散性があるものを選ぶ
- 蒸れにくい、通気性のある素材を
ただし、マットレスの硬さの好みは人それぞれで、「高反発が万人に最適」というわけではありません。可能なら店頭で寝心地を試したり、返品保証のある製品を選んだりすると、買って失敗するリスクを減らせます。

寝具は通販のクチコミだけで決めて、合わんかったときのショックがでかいからな。できれば一回ためしてみるのがええで。
③アイマスク・耳栓:光と音を遮断する
睡眠の質を上げるには、光と音を遮断するのが効果的。とくに夏場は朝早くから明るくなって目が覚めてしまうので、私にとってアイマスクは必須アイテムです。最近はホットアイマスクも気に入っています。
耳栓を使う場合は、目覚まし時計の音や、家族が呼ぶ声が聞こえなくなりすぎないよう、遮音しすぎないものを選ぶと安心です。

④寝室の温度・湿度:エアコンと加湿器
夏は涼しく、冬は乾燥しすぎないように。寝室の温度は夏で26〜28℃、冬で18〜20℃、湿度は50〜60%を目安にしています。
夏場、エアコンを切ると暑さで目が覚めてしまうので、私はつけっぱなしで寝るスタイルです。熱中症は就寝中にも起こり得るので、夏の冷房は我慢しないのが安全です。
⑤寝る前の習慣:スマホを置いて、本を読む
寝る前の1時間はスマホを見ないようにしています。画面の光や情報の刺激が、寝つきを妨げると言われているためです。
代わりに、紙の本やバックライト控えめの電子書籍リーダーで軽く読書するのが習慣です。頭が興奮しない、穏やかな内容を選ぶのがコツです。
⑥睡眠サポート系サプリ:必要に応じて補助的に
どうしても寝つけない時期には、GABA、テアニン、グリシンといった成分のサプリを取り入れることもあります。これらは「睡眠の質の向上」などをうたう機能性表示食品にも使われている成分で、私も忙しい時期に助けられたことがあります。
ただし、あくまで「補助」です。サプリで劇的に眠れるようになる、という類のものではありません。服薬中の方は飲み合わせに注意が必要なので、不安な場合は医師や薬剤師に相談してください。
そして大事な点として、寝つけない・途中で何度も目が覚める・日中もつらい、といった状態が続く場合は、サプリで様子を見るより、睡眠外来や内科などの医療機関に相談してください。睡眠時無呼吸など、対処が必要な原因が隠れていることもあります。

サプリはあくまでお守りや。ほんまに眠れん日が続くなら、無理せんとお医者さんに診てもらうのが一番やで。
まとめ:睡眠への投資は、最大のリターンを生む
枕やマットレスは決して安い買い物ではありませんが、毎晩使うものですから、長く使えばコスパは一日あたり数十円ほど。それで翌日の体の軽さや作業効率、そして現場の安全が変わるなら、これほど良い投資はありません。
一つでも気になるものから、取り入れてみてください。

ええ仕事は、ええ睡眠から。まずは今晩、ちょっと早めに布団に入ってみよか。
👉 体調管理の全体像については、ハブ記事「鉄工所の親方が実践する体調管理術|睡眠・栄養・休養で年中現場に立つために」もあわせてご覧ください。



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