個人事業主として独立すると、避けて通れないのが「事業用のクレジットカードをどうするか」という問題です。
「私用のカードで経費を払ってもいいの?」「事業用カードって必要?」「どのカードがお得なの?」
どうも!鉄工所の親方です!

今回は経営のリアルな話を、できるだけ正直にまとめてみたで!
私も開業当初は同じ疑問を持っていました。結論から言うと、事業用と私用のカードは分けるべきです。そして、どのカードを選ぶかで、確定申告の手間やポイント還元が大きく変わります。
この記事では、鉄工所を経営する私が実際に使っているカードを紹介しつつ、個人事業主がクレジットカードを選ぶ際のポイントを解説します。
この記事でわかること
- 事業用と私用のカードを分けるべき理由
- 現役経営者が実際に使っているカードの組み合わせ
- 個人事業主のカード選びで失敗しない5つのポイント
- 会計ソフト別・おすすめのビジネスカード
なぜ事業用と私用のカードを分けるべきなのか
① 確定申告が圧倒的に楽になる
事業用と私用のカードが一緒だと、毎月の明細を1件ずつ確認して「これは経費」「これはプライベート」と仕分ける作業が発生します。年間にすると数百件の仕分けになり、ものすごく面倒です。
事業用カードを1枚持っておけば、そのカードの利用明細=すべて経費という状態になるので、仕分けの手間がほぼゼロになります。
② 会計ソフトとの連携で自動化できる
事業用カードをクラウド会計ソフト(マネーフォワード、freeeなど)と連携させれば、利用明細が自動で取り込まれ、仕訳まで自動で行ってくれます。
私もこの仕組みを使っていますが、経理作業の時間が体感で8割以上減りました。手入力していた時代には戻れません。
③ 税務調査のときに説明しやすい
万が一、税務調査が入った場合、事業用と私用が混在したカード明細では、支出の一つひとつについて「これは事業の経費なのか」を説明する必要が出てくることがあります。
事業用カードで支払ったものは事業関連の支出であることが明確なので、説明がスムーズです。
私が使っているカードの組み合わせ
【事業用】マネーフォワード ビジネスカード
事業関連の支払いはすべて、マネーフォワード ビジネスカードに集約しています。
主なスペック:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 実質無料(年1回以上の利用で翌年も無料) |
| ブランド | Visa |
| ポイント還元率 | 通常1%、マネーフォワード関連サービスで3% |
| 利用上限 | 与信枠+プリペイド入金で柔軟に対応 |
| 追加カード | バーチャルカード無制限に発行可能 |
| 会計連携 | マネーフォワードクラウドとリアルタイム連携 |
選んだ理由:
一番の理由は、マネーフォワードクラウド確定申告との連携です。カードで支払いをすると、利用明細がリアルタイムでクラウド会計に反映されます。勘定科目の推測もしてくれるので、あとは確認してボタンを押すだけ。仕訳の自動化は本当に楽です。
還元率も通常1%と法人カードとしては高水準。マネーフォワードクラウドの月額利用料をこのカードで払えば3%還元になるので、会計ソフトの費用の一部がポイントで戻ってくるイメージです。
また、決算書不要で申し込めるため、開業直後でも作りやすいのも大きなメリットです。一般的なビジネスカードは業歴や売上の審査がありますが、マネーフォワード ビジネスカードはプリペイド型としてなら審査なしで使い始められます。
【私用】PayPayカード
プライベートの買い物にはPayPayカードを使っています。
主なスペック:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| ブランド | Visa / Mastercard / JCB |
| ポイント還元率 | 通常1%(PayPayポイント) |
| Yahoo!ショッピング | 最大5%還元 |
選んだ理由:
携帯キャリアがソフトバンク・ワイモバイルなので、Yahoo!ショッピングとの相性が抜群です。PayPayポイントがまとめて貯まるので、日用品の買い物に活用しています。
年会費無料で還元率1%と、プライベート用としてはコスパが良いカードです。
個人事業主がクレジットカードを選ぶポイント
① 会計ソフトとの連携を最優先に考える
個人事業主にとって、クレジットカード選びで最も重要なのは会計ソフトとの連携です。
カードの利用明細が会計ソフトに自動で取り込まれるかどうかで、毎月の経理作業の負担が天と地ほど変わります。
主要な会計ソフトとの連携が良いカードは以下の通りです。
- マネーフォワードクラウドを使う人 → マネーフォワード ビジネスカード(リアルタイム連携、3%還元)
- freeeを使う人 → freeeカード(freeeとの自動連携、最大1%キャッシュバック)
- その他の会計ソフト → Visa/Mastercardのビジネスカード全般(API連携対応)
まだ会計ソフトを導入していない人は、カードと会計ソフトをセットで考えるのがおすすめです。
② 年会費は実質無料を基本に
開業初期は売上が安定しないので、固定費は極力抑えたいところです。年会費無料または実質無料のカードを選びましょう。
ビジネスカードは年会費がかかるものも多いですが、最近は年会費無料で高機能なカードが増えています。年会費を払って得られるメリット(ラウンジ利用や保険など)が自分に必要かどうかを見極めてください。

一人親方って、作業だけやなくて経営のこともせないかんから、最初はほんまに大変やった!
③ 還元率は1%以上を目安に
法人カードの還元率は0.5%程度のものが多いですが、最近は1%以上のカードも増えています。
たとえば月30万円の経費をカード払いにした場合、還元率の差はこうなります。
| 還元率 | 年間の還元額 |
|---|---|
| 0.5% | 18,000円 |
| 1.0% | 36,000円 |
| 1.5% | 54,000円 |
年間で1万円以上の差が出るので、還元率は軽視できません。
④ 利用上限額を確認する
個人事業主のビジネスカードは、利用上限額が低く設定されることがあります。特に開業直後は、カード会社からの信用が低いため、上限が30万円〜50万円程度になることも。
仕入れや設備投資で大きな金額を使う可能性がある場合は、利用上限が柔軟に設定できるカードを選びましょう。マネーフォワード ビジネスカードのように、プリペイド入金で上限を超えた利用ができるタイプも便利です。
⑤ 開業直後でも作れるかどうか
一般的な法人カードは、業歴2年以上や黒字決算が審査条件になっていることがあります。
開業直後の個人事業主でも作りやすいカードとしては、以下のようなものがあります。
- マネーフォワード ビジネスカード(プリペイド型は審査なし)
- 三井住友カード ビジネスオーナーズ(個人の信用で審査)
- freeeカード(freeeユーザー向け)
- セゾンコバルト・ビジネス・アメックス(年会費無料)
個人事業主におすすめのビジネスカード
1. マネーフォワード ビジネスカード
年会費:実質無料 | 還元率:1〜3%
私が実際に使っているカードです。マネーフォワードクラウドを使っている人には一択と言ってもいいでしょう。会計ソフトとのリアルタイム連携で仕訳が自動化され、還元率も法人カードとしてはトップクラスの1%。マネーフォワード関連サービスの支払いなら3%還元です。
プリペイド型として使う場合は審査不要で、開業初日からでも発行できます。
2. 三井住友カード ビジネスオーナーズ
年会費:永年無料 | 還元率:0.5〜1.5%
三井住友カードが発行する個人事業主向けカードです。個人の信用情報で審査されるため、開業直後でも比較的作りやすいのが特徴。
対象の個人カード(三井住友カードNLなど)と2枚持ちすると、特定の加盟店で最大1.5%還元になります。旅行傷害保険も付帯するので、出張が多い人にもおすすめです。
3. セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費:永年無料 | 還元率:0.5〜2%
年会費無料のアメックスブランドのビジネスカード。ビジネス関連の特定加盟店(AWS、ヤフービジネス、モノタロウなど)でポイントが4倍(2%相当)になるのが特徴です。
経費の中にネットサービスの利用料が多い人にはお得なカードです。
4. freee VISA カード
年会費:無料 | 還元率:最大1%(キャッシュバック)
会計ソフトfreeeを使っている人向けのカード。freeeとの自動連携に対応しており、最大1%のキャッシュバックが受けられます。freeeユーザーにとっては、マネーフォワードユーザーにとってのマネーフォワード ビジネスカードに相当する存在です。
経費をカード払いにすべき支出一覧
事業用カードを作ったら、できるだけ多くの経費をカード払いに集約しましょう。カード払いにすることで、ポイント還元を受けながら、会計ソフトへの自動取り込みも実現できます。
カード払いに切り替えやすい経費:
- 通信費(携帯料金、インターネット回線)
- サーバー・ドメイン代
- クラウドサービスの月額利用料(会計ソフト、Office365など)
- ガソリン代、ETC料金
- 消耗品(工具、事務用品など)のネット通販
- 保険料の一部
- 水道光熱費(カード払い対応の場合)
銀行振込や現金払いをしていた経費をカード払いに切り替えるだけで、年間数万円分のポイントが貯まります。
まとめ
個人事業主のクレジットカード選びは、以下の順番で考えましょう。
- まず事業用と私用を分ける(確定申告の効率化のため)
- 会計ソフトとの連携が良いカードを選ぶ(仕訳の自動化が最大のメリット)
- 年会費無料・還元率1%以上を基準に(固定費を抑えつつ還元を最大化)
- 経費をできるだけカード払いに集約する(ポイントと会計効率の両取り)
カード選びに正解は一つではありませんが、自分が使っている会計ソフトとセットで考えるのが、最も効率の良い選び方です。
この記事は、鉄工所を経営する現役の経営者が、自身の経験をもとに執筆しています。カードの詳細な条件やキャンペーンは変更される場合があります。申し込みの際は各カード会社の公式サイトでご確認ください。

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